外傷がないけれども痺れがある時の人間ドック
打撲や骨折など見た目には何も外傷がないのに、手足に痺れを感じるという場合、内臓に疾患がある可能性もあります。内臓以外にも、下半身が特に痺れるというのであれば、椎間板ヘルニアや腰痛や坐骨神経痛などの可能性も考えられます。下半身以外で痺れがある場合には、人間ドックで内科的な検診を受けておいたほうが安心です。主な人間ドックとしては、肝機能・腎機能・代謝系を調べる検査があります。
肝機能であればGOT、GPT、γ-GTPの値を調べます。腎機能では血糖値、クレアチン、尿酸、尿素窒素などを調べます。代謝系では総コレステロール、善玉コレステロール、悪玉コレステロール、中性脂肪の値などを調べていきます。血圧測定と血液検査がメインで、比較的気軽に受けられます。
人間ドックでは、神経痛や糖尿病、血栓症、動脈硬化などの疾患ではないかどうかを調べることが出来ます。検査を受けるとなると自分が病気だということを宣言されるということで辛いので、なるべく受けたいくないという人も多いですが、痺れの症状が続いているのならば出来るだけ早めに検査を受けたほうが安心です。人間ドックで早期発見できれば、早い時期に治療を開始することが出来るので、それだけ治療の成功率も高くなります。どの人間ドックを受ければ良いのかわからないという人は、まず内科系の検査を受けて、それから決めても良いでしょう。
早期発見・早期治療が何よりも大きな治療効果を生み出してくれます。