家族に喫煙者がいるなら人間ドック

自分は非喫煙者だけれども、家族の中に喫煙者がいるのであれば受動喫煙による病気のリスクが高まります。自分がタバコを吸わなくても、人間ドックで肺機能などを調べる検査を受けておいたほうが安心です。小さな子供以外にも、高齢者は肺の機能が低下しているのでダメージを受けやすくなっています。また、妊婦では受動喫煙により低体重児出産や乳幼児突然死症候群などのリスクも高くなります。

家族の中に喫煙者がいるならば、やめてもらうのが一番なのですが、すぐにやめてくれそうもないという場合には人間ドックで体の状態を調べておきましょう。身近に喫煙者がいる人が受けるべき人間ドックの検査内容として、腹部CT・胸部単純X線写真・肺機能(スパイロメトリー)・喀痰細胞診・血圧測定・便潜血反応・血液検査・腹部超音波(腹部エコー)などが挙げられます。肺機能を調べるスパイロメトリーでは、肺の呼吸量や呼吸機能の状態を調べることが出来ます。家族がヘビースモーカーという人に起きやすい病気には、気管支喘息・副鼻腔炎・肺炎・風邪症候群・中耳炎・肺がんなどがあります。

「自分は吸わないのに人間ドックで調べなければいけないなんてとばっちりだ」と感じるかもしれませんが、タバコを吸う人が0にならない限り、大なり小なりどこかでリスクはあります。本来ならば必要ない検査かもしれませんが、肺がんなどは早期発見で早期治療が要になってきますから、出来るだけ受けておくようにしましょう。

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