人間ドックの魅力について
人間ドックは、簡単にいうと会社などで年に1度定期的に行われている健康診断をさらに本格的に行ったものです。定期的な健康診断よりも専門的な検査や調べる項目が増えているため、初期のがんや隠れ脳梗塞などの自覚症状がない重大な疾患の早期発見につながることが魅力になっています。検査内容は、実施する医療機関によっても多種多様ですが、人気があるのが日本人の死亡率が戦い疾患上位のがんや、心臓病、脳疾患に重点をおいた検査コースです。女性の場合は、乳がん検診や子宮がんなどの婦人科系の検査に重点がおかれている「レディースドック」と呼ばれる女性特有の病気に対応している人間ドックを選ぶ人が多いです。
人間ドックの検査項目は、本人の自由に選ぶことができ、オプションなど別の検査を付け加えることも可能です。人間ドックのデメリットとしては、会社で行われる健康診断は、費用の大部分を事業主が負担してくれますが、人間ドックは任意で受ける検診のため原則自己負担になっています。年齢などの条件によっては、加入している健康組合や企業の福利厚生の一環として、一部補助金が出るケースもあります。費用は、選ぶコース内容によって金額がかなりかわってきます。
半日コースのような短期間のものであれば、3万から6万ぐらいで宿泊が必要になる長期間のコースであれば、10万前後かかります。なかには、一流ホテル並みの待遇が受けられる富裕層を対象としたものでは、100万を超える高額なコースも存在しています。