がんを早期発見するためにもがん検診を受けよう
がん検診にはいくつかの種類がありますが、胃がん検診は多くの方が受けている検診と言えるでしょう。胃がんは初期の段階ではほとんど症状が見られないため、がんになっていたとしても自分で気付くことは難しいのです。これまで一度も受けたことがないという方や、数年前に受けたきりでしばらく間が空いているという方は、積極的に胃がん検診を受けましょう。特に食欲不振や吐き気、胃のもたれといった症状がある方は、単に胃の調子が悪いというだけでは済まされないこともあるのです。
胃がんの検診では初めにエックス線検査を受けます。市町村によってはエックス線検査ではなく内視鏡による検査を行っている場合もあります。エックス線の結果に異常が認められなければそのまま検診は終了となります。次に受けるのは一年後となりますが、その間に気になることがあれば一年を待たずに自主的に検査を受けるようにしましょう。
エックス線検査で異常があった場合は、さらに詳しい検査を受ける必要があります。内視鏡による検査を受けて異常がなければいいですが、異常が見つかった場合はがんと診断されます。胃がんが発見されたら速やかに治療を始めましょう。胃がん検診で受けるエックス線検査とはバリウムと発泡剤を飲んでから行う検査になります。
バリウムを飲むのは初めてでなくても辛いものです。検査が終わってもしばらくは静かにしておく必要があるので、休日を利用して受けることをおすすめします。