むくみが気になる時の人間ドック

女性は特にむくみの症状に悩まされる人が多いですが、もしかすると重大な疾患が隠されている危険性もあります。通常のむくみであれば少し水分摂取を控えたり、体を温めて汗や尿で排出するように促せば改善するケースもありますが、そういった方法が全く効かないのであれば腎臓や肝臓に異常がある可能性もあります。むくみが生じるメカニズムは、体内の水分と塩分量が増えすぎることで起こります。ただし、心臓病・腎臓病・肝臓病では全身にむくみが出ることもあります。

そのほか、ホルモンなどの内分泌系の異常が引き起こしていることもあります。むくみが特に気になる時には、人間ドックでも超音波エコー・血液検査・骨盤腔MRI・上部消化管X線検査・胃カメラ・心エコー・安静時心電図・尿検査・腹部CT・腹部エコーなどを受けておくと良いでしょう。また、女性の場合には月経の異常によってむくみが起きている可能性もあるので、内診で子宮内検診を受けておくことが望ましいです。子宮内検診では膣内や腹部を触診して子宮や卵巣のかたさや大きさ、動きを検査していくので抵抗の大きい検査ですが、病気の早期発見として欠かせない人間ドックです。

むくみは様々な内臓の疾患に関係してくる症状なので、あまりにも正常でない状態が続いているのであれば、なんらかの内臓疾患を疑ってかかったほうが安全です。人間ドックで早めに発見して治療に取り組めれば、その後の経済的、肉低的、精神的な負担も減ります。

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